解説

スタジオジブリが描く
“真実(本当)”のかぐや姫。

 竹の中から生まれ、すぐに成長して美しい娘に育ち、求婚者たちを次々と振ったあげく、満月の夜、迎えに来た使者とともに月へと去ってしまう――。これが日本人の誰もが知る「竹取物語」の筋書きだ。しかし、かぐや姫がどうしてこの地に心を残し、月へ帰ることをあれほど嘆き悲しむのか、その理由を私たちは知らない。かぐや姫はいったい何のために地球にやって来て、なぜ月へ帰ることになったのか。この地で何を思い生きていたのか。かぐや姫の罪とは、その罰とはいったい何だったのか。高畑勲の待望の最新作「かぐや姫の物語」は、誰もが知る“かぐや姫”の筋書きはそのままに、誰も知ることのなかったその「心」を描くことで、日本最古の物語に隠された人間・かぐや姫の真実を描き出す。

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