かつて、 日本で戦争があった。 大正から昭和へ、 1920年代の日本は、 不景気と貧乏、病気、 そして大震災と、 まことに生きるのに 辛い時代だった。 そして、 日本は戦争へ突入していった。 当時の若者たちは、 そんな時代を どう生きたのか? イタリアのカプローニへの 時空を超えた尊敬と友情、 後に神話と化した 零戦の誕生、 薄幸の少女菜穂子との 出会いと別れ。 この映画は、実在の人物、 堀越二郎の半生を描く──。 堀越二郎と堀辰雄に 敬意を込めて。 生きねば。