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ドキュメンタリー 仏典に秘めた輪廻転生
チベット文化が色濃く残る北インドのラダックにある小さな村で1人の老人が命を終えようとしている。
家族たちは村の医者であり占い師でもある男を呼び、彼は枕元で「死者の書(バルド・トドゥル)」を読み始める。
8,9世紀に著わされ、14,5世紀に再発見された「チベット死者の書」。
1920年代に英訳されたことをきっかけに欧米を中心とした非チベット社会にも広く知られるようになったこの経典が生活の中に生きるヒマラヤ山中の村の暮らしと、経典の教えを現代社会に生きる人々の死の現場で生かそうとする取り組みを追ったドキュメンタリー。
1993年9月23日放送(NHKスペシャル)