2009年12月
12月1日(火)
とうとう師走です。
つり吉は日々自転車を漕いで太ももが筋肉質に!
サンキチは美術部と制作の建物を行ったり来たり。
スタジオ、歳の瀬に向けて駆け出し中です。
さて、自分吉川含め、スタジオの入所式から丸三か月経ちました。
新人メンバーはスタジオに馴染んだ感じです。
仕上げの新人四人はちゃんとお弁当を作って会社に来ています。驚きの素敵な弁当の数々。
「素敵な昼食。田舎のご両親様ご安心あれ!」
社員旅行も終わり、12月の声を聞くと思い出されるのが、忘年会です。ということで、選抜スタッフが集められ、第一回の忘年会ミーティングが開催されました。いつものように、チームに分かれて、料理や出し物、景品にお土産を相談するのですが、今年はどんな新機軸が打ち出せますことやら。ちなみに忘年会は、12月29日の午後4時からです。
「ゲームの成否は君たちにかかっている。ゲーム担当の吉川、市川、品川の3"川"氏」
12月2日(水)
朝からスタジオ以外の現場直行の仕事発生。久々の通勤ラッシュです。
帰りは奥井さんの車に乗せてもらい優雅に出社。
...というのは、来年公開というか、現在制作に取り組んでいる新作映画の予告編の初号試写が行なわれたからでした。いつものように、鈴木Pを中心に、制作だけでなく、出資各社や、宣伝関係の人も参加して、大勢で視聴したのでした。
「まもなく発表の予定です」
12月3日(木)
外回りが発生すると制作は携帯電話が欠かせません。
電話サービス障害が発生した様で本日は昼過ぎから夜にかけて色々なアニメ会社を回っていたのに電話が使えなくて困りました。
以前居た制作会社の時から使っていた、外回り専用CDセットをそろそろ持ち出そうと思います。
12月4日(金)
12月になると忘れられないのが、近くの大学沿いのイチョウ並木の紅葉です。今年も、ものすごいことになっています。今年の紅葉は、どこも例年より鮮やかな感じですね。
「クリスマスの頃まで楽しめます」
いつの間にか行方不明になり、ずっと探していた透明カッターマットが見つかりました!!何故か倉庫から・・・。
荷物を運んだ時に一緒に紛れてしまった様です。
これで背景原図を作るのが少し楽になります。万歳!
*背景原図とは
詳しくはhttps://www.ghibli.jp/ged_01/30special/000575.html
12月5日(土)
題して「山形の食を楽しもうの会!」が催されました。
「サンキチの素敵なポスター」
準備手伝いメンバーは7時45分に集合予定。通称「プロジェクト745」
吉川はまんまと寝坊しました。蒲団が友達の12月。
「"つや姫"のお握りと食用菊」
「漬物の数々」
「芋煮を食べると驚く程体が温まりました!さすが寒い国の郷土料理!」
「準備に熊屋の方も参戦。流石の包丁さばき」
「主催者のみなさんのご挨拶」
みんなで美味しく戴きました!JA山形のみなさん、本当にご馳走様でした。
12月7日(月)
制作サンキチは、スタッフがいない時を見計らって、美術部に置かれている【みかん】の裏に、メッセージを書いているらしい・・・。笑。
次の日、何も知らない美術スタッフは、みかんを見て・・・。冷汗。
でも、そのお陰なのか?美術部の背景上がりが調子イイ♪と喜ぶサンキチなのでした【笑】
12月8日(火)
夜になって、頭痛を訴えるスタッフが続出!!!
しかも、頭痛の原因は、【低気圧】のせいだと話し、明日は雨が降る!!!と断言しているではないですか?!果たして本当に、明日は雨が降るのでしょうか・・・?
早速、パソコンで天気予報を調べたところ・・・。明日は、曇りで、雨のマークは無し!
単に、仕事で目を酷使したせいなのでは?もしくは風邪なのでは?と心配する制作でした。
男鹿展巡回 兵庫展も無事スタートし、ひとまず安心。
来館されるお客様の様子をうかがいながら、男鹿さんと関係者は兵庫県立美術館を後にしました。
その後は、大阪の梅田ブルク7にて19:00~行われる予定の映画「ジブリの絵職人 男鹿和雄の世界」マスコミ試写会の舞台挨拶を控える男鹿さん。会場入りまでわりとまとまった時間ができ、「こうやって、ポッと突然時間ができるのは、嬉しいですね」とニッコリした男鹿さんと急遽、「法隆寺」まで同行することになったハシダさんと広報部U。
移動中の電車が、眩しくて、日よけ(?)をおろしたところ、隙間が多くてあまり効果がない…。するとUの向かい側に座った男鹿さんがカメラを向けてニヤニヤ金歯を見せて笑っている。
「Uさんの顔に、等高線みたいな模様ができてる(笑)」
と、くっきり波うったUの顔がバーンと撮影されていて、「乙女の顔をこんな風に撮るなんて!」と仕返しをされるハメになった男鹿さんなのでした。
駅から20分ほど歩き、辿り着いた「法隆寺」。そこでなんと男鹿さんは「法隆寺」の柱をギュッと抱きしめるようにして、顔をスリスリ。
「ずっと前からやりたかった」と満面の笑み。
そこで、たちまち始まった撮影大会。修学旅行生たちに、いい大人3人は不思議な目で見られていたに違いない。
「法隆寺」を抜け、柿の木がなっているところやキレイな景色を探して歩いていると「ゴーン」と16時の鐘の音が。すかさず
「柿!柿を食わねば!」とキョロキョロ探し出す男鹿さん。
が、柿なんてどこにもない。するとまた「ゴーン」と2回目の鐘の音が。
「柿!柿を食わねば!どうしても食べたい!!ここまで来て、柿を食わないなんて…」と男鹿さん。
結局、駅まで探し続けたものの、柿にはありつけなかった男鹿さん。
結構、お茶目な人なのでした。
ところで、一足先に帰った広報部長。新幹線に乗るたびにずっとチャレンジして撮れなかった“あるモノ”を3度目にして見事に撮影することに成功しました。いろいろあって、詳しくは書けないのですが、確かに、それはそこにあったのでした。
「眼を凝らせば見えてくるかも」
12月9日(水)
今日の天気は【曇りそして夜に小雨】でした!
自称:頭痛天気予報士のGさんとYさんの予言【明日は雨が降る!】は、満更、ハズレでも無いようです(笑)
夕方、制作渡辺氏と広報部長が、赤坂まで出かける用事があったのだが、どうやら中央線は止まっているらしく、車で出かける。小一時間のドライブでした。さて、帰りはせっかくだからということで、復活した表参道の電飾を見て行こうということになり、ちょっと原宿方面にハンドルを切る。昔はかなりの人手でにぎわって車は大渋滞したものだが、今年はというと、流れはいたってスムーズ。最近、イルミネーションが増えすぎて珍しさがなくなったせいなのかな?と思ったが、一旦離れたお客はなかなか帰ってきてくれないもんだなーと、いろいろと勉強になった体験なのでした。
「天気が良くなかったせいもあるかも」
12月10日(木)
今日は、天気も良く、陽が当たって気持ちがいい!!というのに、一人、寒いとホッカイロを貼って、ヒーターをつける制作サンキチ。
それを見た制作の吉川デスクは「倒れたらあかん!!死ぬまで働け!!!」と、捨てセリフを吐いてどこかへ去っていったと思ったら・・。
数分後、しょうが湯を片手に「これを飲め!!!」と差し出したのでした。苦笑。
優しいのか鬼なのか分らない、吉川デスクなのでした(苦笑)
「しょうが湯のお陰で、身体が温まりました◎」
美術館ライブラリーのイベントで、高田馬場まで出かけるライブラリーチームと広報部長。中島館長と百瀬監督、鈴木伸一さんのトークショーが目的だったのだが、おもしろいのは、当日のスタッフがみんなカメラ、それも一眼レフを肩から下げていたこと。そう!最近、カメラ女子が増殖中なのである。草写真部なるものも活動を始めたようで、気がつくとあちこちでシャッター音が響いている。最近、世間でもカメラ女子が増えているそうだが、世間で起こっていることはジブリでも起こっているんだなーと、改めて認識した次第なのである。
「イベントは話もはずみ、盛り上がりました」
「草写真部、活動中です」
12月11日(金)
しばらく休んでいた、PD室の伊平さんが出社。体調をこわして10日間も休んでいたのだ。久々に姿を見せたイッヒーは元気そうで、特にやせた感じもしなかったから、十分に休養も取れたのだろう。これから、新作の公開に向けて、ますます忙しくなっていくので、無理をせずに頑張って欲しいものである。
12月14日(月)
師走中旬、空いたスケジュールに、突如現れた顔。
「今年を振り返っている。たぶん。」
12月15日(火)
制作サンキチに、美術部スタッフから逆メッセージみかんが届きました!!(笑)
その内容は、背景の上がりを取り立てに来る制作サンキチへの、切実なメッセージでした【苦笑】
そのメッセージ内容とは・・・
【あと、一日待ってください】【胃がキュン◎】【そうオレ、天才!】などなど・・・・。
美術スタッフのそれぞれの想いが伝わってきました!!!! 笑。
中には、可愛い絵まで描いてくれているスタッフもいて、もったいなくて食べづらいなぁ~と思っていましたが、やっぱりミカンの誘惑に勝てずに、制作で食べちゃいました◎(笑)とっても、甘かったです♪♪♪
夜、久々に「ギョーザデー」の餃子を食べに行く。帰りにふとポストを見ると、年賀状の受付の告知が。。。まだ、住所の整理もしていないし、あせるばかり。今年もあと、2週間余りです。
「心をかき乱すシールが貼られています」
12月16日(水)
皆さんもご存知の「借りぐらしのアリエッティ」の制作発表が行なわれました。東宝の会議室に集まったマスコミと関係者の数は100人以上。「ポニョ」の発表の時以上の人間で溢れかえりました。対するは、鈴木プロデューサーひとり。矢継ぎ早に浴びせられる質問に、テキパキと応対していました。
「みなさん、食い入るように見つめています」
「最後はアリエッティのフィギアを持ちながらのフォトセッション」
さて、今日のお弁当はなんだろう。
「…大根カレー?」
「大根、心地よい歯ごたえ。やはりおいしいアマナさんのお弁当。」
12月17日(木)
「ボタン帰ってこい」
本日は野中さんのお誕生日。3スタでお祝いしました!
ケーキ上で燦然と輝くナンバー”49”。
参加人数が多いので、ケーキは2つです。
星野さんも加わって、和気あいあいと楽しいお祝いとなりました。
「フーッと一息でした」
12月18日(金)
アリエッティの監督、通称「まろさん」にそっくりなキウイです。
まだ監督の顔は、世に発表することはできませんが、ほぼこれです。
「スタッフ達に慕われているさま」
新宿で、恒例のウォルトディズニーホームエンターテイメント主催の忘年会が開催されました。今年の会場は、陳さんの麻婆豆腐の店です。「辛いので苦手な人は事前に申告を」とメールも来ていたのですが、はっきりいってタカをくくっていました。しかし、出てくる料理の辛かったこと!思わず、白ご飯を頼んでしまう、私たちでした。ちなみに、辛くないはずのコースの料理も、とても辛かったそうなのでした。
「恒例の岸本マネージャーによる乾杯です!」
12月19日(土)
今日のスタジオは、雰囲気が違います。
それは、一年で唯一ジブリグッツが格安で買える日だから。
通称「年末ファミリーセール」※一般の方への販売はしていません。
「商品部と助っ人のみなさんが、きれいに陳列…」
「でも、すぐこうなりました。」
あまりにお見苦しいので、
ピーク時の地獄絵図は自主規制させていただきます…
「バッタ君 町に行く」の初日で、渋谷のシネマアンジェリカに関係者が大集合。初回上映前には中島館長の挨拶も行なわれました。お客さんの満足度も上々。是非、劇場に見に来てくださいね。
「いつもの、館長の挨拶が」
「ここ渋谷では、貴重な資料満載の展示も必見です」
12月21日(月)
制作に透明な皿とその中に黄色いビー玉が・・・。
何の名残でしょうか?
ミネさんに聞いたところ、植物を飾っていたらしい。
というわけで、復活させてみました。
飾り付けに異動してしまった津司さんの置き土産を二つ投入!
「なんの空間か全く分かりませんが・・・」
「借りぐらしのアリエッティ」の作打ちに、ジブリのマークにもなっているあのキャラクターをデザインされた方に参戦して頂きました。
打ち合わせ中、終止マロさんを見てニヤついていました。
帰り際、「彼は監督向きなキャラだね」と言って帰っていかれました。
マロさん、毎日遅くまで作業してますが頑張れ!
夜、手嶌葵ちゃんのコンサートがあって都心に出かけるウッチーと広報部長。とても心温まるコンサートで、終わった後、良い気分のまま汐留を歩いているとなにやら不思議な看板を発見。
街歩きはいろいろな発見があるなーと思いつつ、「ここには高低差が...」「ここは昔、川?」とか、最近「ブラタモリ」にハマっているふたりなのであった。来年からは、どうやら「ブラタモリ部」の活動も始まるようだ。
12月22日(火)
冬至です。近所の農家に「ご自由にどうぞ」と柚子が沢山置いてあったので、数人分"借りてくる"ことにしました。
「今晩は柚子湯です」
最近、宮崎さんのアトリエにはたくさんの山羊が出没しているらしいと聞いていたので、見に行ったところ。。。。
「確かに...」
12月24日(木)
今日はゴミ拾い隊です。
タバコの吸殻は相変わらず沢山です・・・。
そして本日はクリスマス・イヴ
美術部屋と作画部屋に靴下を置いたところ(カットを下さい!の願いを込めて)、
○ッ○カットが入っていました!?
12月25日(金)
クリスマスです。
「ちょっと嬉しい恒例の掲示」
「準備開始」
「その10分後の様子」
そして、本日はハンドベル部の第一回定期コンサートでした!
ジブリの試写室に鳴り響く美しい音色。初めて聞きましたが、驚きました! 素敵なクリスマスコンサートでした。
「コンサートの成功を喜びお互いを讃え合うハンドベル部」
12月28日(月)
明日は忘年会です!みんな準備で慌ただしい・・・。
「準備したお土産が攻めて来てます!」
12月29日(火)
朝から大掃除スタートです。
「西ジブリから三人手伝いに来てくれました!若い力万歳!」
そして、忘年会へ・・・。
「宮崎さんの挨拶と、鈴木さんの乾杯でスタート」
「恒例、小金井北口商店街のみなさん」
「ゲームは、"てんとり、まるとり、いってみよう!"」
「こちらも恒例、ベル部とコーラスによる歓喜の歌の演奏です」
このあと、星野社長による中締めの後、無事、忘年会も終了しました。
...というわけで皆様今年もお疲れ様でした。現場は年末年始も仕事をしておりますが、来年もいい年になりますように!
「出撃態勢のまま、忘れられた(?)お鏡たち!? このままで、本当に正月はやって来るのか?」