2008年06月

6月2日(月)
今日から「ポニョ」cutの整理を行う制作陣!
まだインタビューや出版物などで使用する可能性があるので本格的な片付けは出来ないのだが、とりあえずcutが全て揃っているかをチェックする為に箱詰め作業を行う。
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原画だけでダンボール20個になりました。
しかし全cut揃っていない事が発覚!!数cut行方不明になっていました・・・・
引き続き原画の探索作業を行う制作部なのであります。


6月3日(火)
昨日に引き続きcutの整理を行う。
今日は動画のcut袋のチェック!原画と違いcut袋に入っているのでスムーズにチェック作業が進みました。中には昨日見つからなかった原画が動画のcut袋の中から出てくる事もありました。
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「Cut袋を1cutずつチェック中!」

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さすがに平均枚数の多い作品なので、かなりのダンボールの数になりそう。
ちなみにcut5は枚数が1500枚を越えています・・・cut袋には収まらないので、1カットでダンボール一箱です!

6月21日より劇場で公開される予告編2の初号試写がイマジカで行なわれる。台風くずれの低気圧で雨の中、大勢の関係者が五反田に集結する。この予告編2というのが物凄く内容の詰まった見せ場満載の予告編で、100人見ると105人は本編を見てしまうだろうという(徳間書店ジロマル談)ほどのおもしろさ。みなさんに、見てもらう日が楽しみなのです。


6月4日(水)
現在、ダビング作業が行われています。
台詞・音楽・効果音のそれぞれがどれもぴたりと画に当っているだけに、どの音を強調したり弱めたりするかの判断は、本当に難しく大変な作業です。ちょっとの音量の出し方の違いで全く印象が変わってくるため、何度も立ち止まっては検討し、話し合いを重ねて作業しています。
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「大画面!大音量!の中で音の調整が行われています!」


6月5日(木)
インディジョーンズのジャパンプレミアが代々木体育館で催される。今回は、インディのプロデューサーであるキャサリン・ケネディとフランク・マーシャルが「ポニョ」の全米公開を手伝っていただけることになった縁もあって、鈴木さんがジョージ・ルーカスと対談したり、こうして関係者が招待されたりして、ジブリも密かにこの映画の応援モード。最近、大ヒット作品がなく映画館のお客が減っているので、この沈滞ムードを是非インディのヒットで吹き飛ばしてもらいたいところなのである。
ところで、芸能人招待者のレッドカーペットというものが行なわれていたのだが、その芸能人の中に鈴木さんが独特の髪型のふたり組みを発見。そう、ジブリとも交遊がある“がーまるちょば”のふたりだった。鈴木さんも会うのは久し振りだったらしく、ふたりと話せてとても楽しそうなのであった。
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「がーまるちょばと会って嬉しそうな鈴木さん」


6月6日(金)
動画・仕上げ・撮影は、只今制作休暇中です。しかし、そろそろ近づいてきた「ポニョの打ち上げ」の出し物に向けてベルの練習を始めることになり、わざわざ休暇中の人も練習の為だけに出てきてもらうことになりました(笑)
けれども、数名人数が足りなかったので、急遽、見学に来ていた原画の稲村さんにやってもらうことになったのです(笑)
するとどうでしょう!!初めて触るベルのはずなのに、リズムを正確に刻んでスラスラと弾いているではありませんか!!!!
これには、部員もタジタジです。即、皆からベル部へ勧誘される稲村さんなのでした。(笑)
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「すでに稲村さんが、まるで部長のように取り仕切っているような感じです(笑)」


ところで、男鹿さんアトリエに、雑誌の読者プレゼント用のサインをいただきに月刊MOEの小西さんと出かける広報部員Y。
予想通り、男鹿さんのアトリエから見える景色は絶景でございます。
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しかし、お土産に酒と豆腐・生湯葉など持って行ったら、
「呑みに来たんですか?」「あ、バレましたぁ?」
なんておかしいな、ちゃんと仕事しに来たハズですが、心の奥底をアッサリ読まれてしまいました。
しかし、ルンルン♪でジブリを出発したものの…
「しまった!車じゃお酒呑めないじゃん!」と後から気づくアホなY。
そんな私を前に男鹿さんと(特に)MOE小西さんは、昼間っからガンガン呑んでくれてました。
ムムム。。。。。。


6月7日(土)
ポスプロでは、監督・久石さん含めた、音楽仕込み全巻プレビューがあったようです。By 慎太郎

ところでこの日、街を歩いていて、とあるローソンの前を通りかかると、見慣れたポスターが目に入ってくる。もちろんポニョである。そうかあ、少しずつだけれど街の中にも「ポニョ」の露出がはじまっているのだなあと、宣伝がんばらないとと、しみじみ思った夜なのであった。
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6月8日(日)
本日は、「崖の上のポニョ」サントラ盤のマスタリング作業が一口坂スタジオで行われました。マスタリングとは、読んで字のごとくCDのマスターテープを作る作業で、最終的な音質、音量はもちろんのこと、曲順や曲間の秒数などを決めてマスターテープを作ることをいいます。音楽レコーディングは、大まかに録音、ミックス&トラックダウン、マスタリングという作業があるのですが、録音、ミックス&トラックダウンの作業は1曲ずつ行います。マスタリングは、その1曲ずつ完成した音源を、1枚のアルバムとしてまとめあげる作業といったほうがわかり易いかもしれません。普通は完成したアルバムしか聴かないので判らないのですが、この曲間の秒数の違いでアルバムの印象が変わるものなのです。今回のサントラも、久石さんが、この曲間の秒数にもこだわりながら丁寧にマスターを作り上げていきました。映画の中はもちろんのこと、サントラ盤としても最高の出来栄えになったと思います。ぜひ皆さん、発売を楽しみにしていてください。


6月9日(月)
制作もいよいよ大詰めに入り、宣伝もいよいよ本格化してきている。今日は、いつものテレマンの八幡さんが来て、特番用に鈴木さんのインタビューを行なう。八幡さんは、業界内でも有名なジブリ通。鈴木さんが何を話すかがわかっていて、鈴木さんに質問を振って、撮りたい話を話させようとする駆け引きがおもしろかった。この模様は、7月4日の「ジブリ祭」特番と7月12日の「ポニョ」公開直前特番で。お楽しみに。
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「鈴木さんと向かい合う八幡さん」

木曜日には製作委員会がジブリの社内で行なわれるということで(?)、玄関には巨大なポニョのバナーが掲示される。丁度来社していたNTVの畠山君やNTVの新入社員も手伝ってくれて、見事に掲示が出来ました。おふたりとも、本当にありがとうございました。
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「お近くの劇場でも観られます」


6月10日(火)
いつものように夕方から恵比寿のれんが屋で宣伝の打ち合わせが行なわれる。今日の夕ご飯は今半の二段弁当。PD補佐の伊平嬢が新宿でわざわざ買ってきた逸品。参加者全員、うまいうまいと掻きこんでいた。「ひさびさに牛肉食べたー」という宣伝プロデューサーの細川さんの声に、思わず賛同する参加者たちだった。


6月11日(水)
あしたの製作委員会に向けて、バーに机を運んで準備を行なう。全開から2年も経って、どうやって並べたら70人もの参加者を座らせることが出来るか、みんなで頭をひねる。複雑に並べたために、「65」だとか、「いや67」だとか、何度数えてもみんな数がまちまちであわない。とっても苦労する準備班なのであった。
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「数を数える準備班」


6月12日(木)
今日は、あいにくの雨の中、朝から製作委員会が開かれる。製作委員会とは、映画の出資者や宣伝関係者が集まって、現状報告と今後の展開の話をし、最後には頑張ろうと、気合を入れる集まりである。製作が順調だったり、司会のNTV奥田さんのキャラクターもあって、緊張感もただよいながらも、終始なごやかな会になる。70人以上も出席しての会だったが、滞りなく時間通りに終わり、ゲン担ぎの"カツサンド"を食べて会を終える。ポニョ公開まであと37日。
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「スーツ姿が多いです。ジブリではなかなか見られない光景ですね」


6月13日(金)
今日は、4月以降の新入社員の歓迎会が1スタ一階のバーにて行なわれる。いろいろな事情で外のお店でできないので、社内で手作りパーティとなった次第。最近、子供の参加も増えてこうしたパーティが増えてきているが、アットホームな雰囲気でなかなか盛り上がっていた。
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「野中さんの主導で乾杯です」


6月14日(土)
今日は、美術部・撮影部・制作部の合同打ち上げが行われました!
場所は、美術の男鹿さん行きつけのお店です。
外観は、ちょっと歴史を感じる古めかしい民家のようなお店なのですが、
内装は、畳と囲炉裏がいくつもある、とてもオシャレでレトロ感あふれる素敵なお店でした!! 裸電球が赤々と光っている中で、30人ほどのスタッフたちが、ポニョについて語り合ったり、普段しゃべれない方と肩を寄せ合って、お酒をかわしたりと、充実したひと時を過ごしていました!!!

本当に、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!!


6月16日(月)
8月に徳間書店から発売されるロマンアルバムの取材が始まっていて、晴れ間をねらって写真撮影なども行なわれている。この本のコンセプトはずばり“思い出アルバム”。一人でも多くのスタッフのコメントと写真を載せることを目標にしている。今日は、宣伝スタッフということで、PD室や広報の4人の写真撮影。4人がベンチに座っての写真は、セピア色に仕上がるため、実に思い出っぽくなるに違いない。仕上がりが楽しみなのである。


6月17日(火)
いよいよポニョも大詰めの段階に入ってきました。
今日は、東京テレビセンターで音の最終微調整が行われ、とても順調に進んでいました。台詞・効果音・音楽などのさまざまな音が、テレセン井上さんの手によって、見事に料理されていました◎
ほぼ完成状態のポニョの映像を、少しだけ見ることができたのですが、「画と音がぴたりと合わさると、こうも興奮させられるものなのか!!!」と、最初の頃の線だけの状態を考えると、その変貌ぶりに驚いてしまいました。
そして、見せ場のシーンでは、あまりの迫力に、手や肩に力が入ってしまっている自分がいました(汗)
ぜひぜひ、皆さんにもどっぷりと「ポニョ」の世界に浸っていただきたいです!!!
公開まであと少し!どうぞ楽しみに待っていてください☆
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「テレセン井上さんの、この魔法の手がポニョを料理したのです♪」


6月18日(水)
今週の頭から、制作休暇を終えたスタッフが続々と出社し、久々に笑い声などが聞こえるスタジオになってきました(笑)
しかも、今日はラッキーなことに、スイカやら饅頭やらパンやらの差し入れがありました。
スタッフたちは、食べ物でいっぱいの机を見て、「今日は幸せな日だぁぁぁぁ。。」
とあちこちでつぶやいていました。(笑)
相変わらず、いつものままのスタッフの姿を見られて、一安心の制作部でした(笑)
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「これらは、すぐに無くなってしまいました(笑)」


このところずっと外が続いていた後の久々のジブリ出社で、鈴木さんが忙しい。掲示板にはびっしりと打ち合わせの予定が書かれている。「一美ちゃん(鈴木さんのアシスタントです)、オレを殺す気か?」と愚痴をこぼす鈴木さんだが、そのわりに楽しそうに打ち合わせをこなしている様子だった。元来、人と話すのがもっとも楽しい鈴木さんなのである。
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「このあとも、れんが屋で明け方までいろいろ続く予定(たぶん)」


6月19日(木)
8月に実施予定のあるプロジェクトのキックオフが、夜10時から恵比寿で催される。発起人のSさんの号令で重鎮5人がここホテル・ウェスティンのロビーに集合して、ああだこうだと打ち合わせを行なう。成功のためには機密厳守が大前提。とにかく、成功のためにプロジェクトは密かに水面下で進行する予定なのである。今後も進捗状況については、伏字にてこの場で報告します。


6月20日(金)
今日は、ハンドベルの練習日です。
今まで、ポニョの制作作業中だったため、一時お休み状態の部でしたが、ようやく今月から練習が再開され、皆、鈍った勘を取り戻そうと必死です(汗)
部の目標だった「ポニョの打ち上げ」で、演奏させていただけることになり、只今猛特訓が始まっています。
気がつけば、毎回の練習時間が3時間以上の日もあり、頑張ってはいるのですが、やはり、ブランク期間が長かったせいもあり、なかなか思うように弾けません(苦笑)
今回は、少し高度なワザ??(ハンドベル専用のマットを使った演奏方法)を取り入れています。当日は、外注のスタッフの方々も沢山いらっしゃるので、楽しんでいただけたらいいなと思います!!       Byハンドベル部(HABU)一同


6月21日(土)
梅雨の中休み。子供たちを呼んで釜茹でソウメンを食べるというイベントを実施。
蒸し暑いなか、お昼までたっぷり外で遊んだ子どもたちは食べる食べる。小さい子たちの勢いに負けじと、大人たちもズルズルズルズル。
宮崎監督は「日本が貧乏だったころのソウメンです。」と懐かしそう。
子供たちは(一部大人たちも?)、お腹いっぱい食べた後は水遊び、枇杷とり、カブトムシ観察と元気に外へ飛び出していくのだった。
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「おいしそうなそうめんも...」
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「あっという間に、こんな状態に」

6月23日(月)
この頃になると、日テレ系で訪英される特番の製作が佳境に入ってくる。今日は、柊瑠美ちゃんと羽鳥アナを迎えての、スタジオトーク部分の撮影が試写室で行なわれる。収録は、瑠美ちゃんのおもしろコメントと羽鳥アナの軽妙なトークが絶妙に絡み合い、スタッフを笑わせながら順調に進行していく。ただ、この日一番の笑いを持っていったのは、ポニョのストーリーを説明しようとして、「家出したポニョは“アカハタ”ジャムの瓶に顔を突っ込んでしまい.....」というアヲハタジャムの“言いまつがい”の迷言をはいた日テレ畠山君。周囲からは、「計画農業でね」「コルホーズだよ」と盛んに突っ込まれていたのだった。畠山君、仕事も大活躍だけど、いつも楽しい空気をありがとう。
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「オンエアは7月12日の土曜日午前10:30からです(一部地域を除く)」


6月24日(火)
パンフレットの制作も進んでいる。今夜もいつもの今西さんが打ち合わせにやってくる。今西さんは、ずっとジブリのパンフレットの編集を担当してくれている女性で、だれよりも、鈴木プロデューサーの好みとかデザイナーの原さんの好みなんかがわかっていて、とっても頼もしい。カラーカンプを見せてもらっているのだが、それがなかなかの力作。絵を見ているだけで、ちょっとワクワクしてしまう出来である。これで、600円は大バーゲン価格なんじゃないかと思う。ただ、これから原稿の直しなんかがたくさんあって、まだまだ作業は続くのだが。。。みなさん、是非とも、劇場へおこしの際は、パンフをどうか手にとって見てください。


6月25日(水)
本日は待ちに待った「崖の上のポニョ」の完成初号試写の日。長かった約2年間の戦いがようやく終わり、無事に「ポニョ」完成を迎える事ができました。今作品はなんといっても全て手書きで表現する事にこだわった作品、その中でも波の表現は見る人を圧倒させる迫力満点なシーンに出来上がっていました。
上映後の評判はとても良く、中には上映中に涙を浮かべている人も見られました。後は公開日を待つばかり、評価をするのは映画館に足を運んでくださるお客さん達です。お客さん達の反応が楽しみな所であり、不安な所でもあります・・・。
公開日は7月19日(土)皆さんと劇場でお会いできるのを楽しみにしています。
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「実はこの日初めて対面したポニョと宗介(役の奈良さんと土井くん)なのです」


6月26日(木)
今日は、昨日の初号に出席できなかった方々の試写をジブリ試写室で行う。
試写を担当する芝原君と仲澤は約1年前に映写技師の講習を受け始め、「ポニョ」のジブリ家族試写会を目標に勉強してきました。いよいよ家族試写会を間近に迫り、今日の試写を含めて2人は家族試写まで「ポニョ」の試写ラッシュが続きます。この試写ラッシュが映写技師の経験値を上げる絶好のチャンス!!この試写ラッシュを乗り越え余裕で家族試写もこなして欲しいと願う制作部なのでした。


6月27日(金)
今日は、角川書店から発売される「ポニョ」の関連本の企画で、鈴木プロデューサーへのスポーツライターのホワイティングさんのインタビューが行なわれる。このインタビューは、鈴木さんが大ファンということで実現した企画。対面した途端、いきなり野球話でひとしきり盛り上がっていた。本当に鈴木さんは野球の話になると楽しそう。とはいえ、もちろん、「ポニョ」の話も「宮崎作品」の話もたっぷりしてもらいました。詳しくは、8月発売の本と、TOKYO FM「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」にて。乞うご期待。
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「野球話に花が咲きました」

さて、本日は「ポニョ」の打ち上げパーティーが吉祥寺で行なわれました。
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「パーティ開始前のステージ、準備は整っています。」

ジブリスタッフは勿論、「ポニョ」制作に関わって下さった関係各社の方々も出席し、約300人以上の人数が集まった盛大なパーティーになりました。打ち上げでは主題歌の「崖の上のポニョ」の生ライブやジブリベル部の演奏、くじびき等が行われあっという間の2時間でした。
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「毎回用意される枡。いつもはトトロですが今回はポニョ枡を用意しました!」
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「あいさつする宮崎さん」
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「最後はみんなで記念撮影です」


6月28日(土)
深夜に、テレビマンユニオン赤坂分室で、事前番組のオフラインチェックなどが行なわれる。昨晩の打ち上げから引き続き、午前零時をまたいでのチェックである。午前3時、4時と時計が進むにつれ。朦朧として無口になるもの、ナチュラルハイになるものさまざまだったが、担当ディレクターやスタッフはほとんど泊まり状態なので、こんなことで愚痴はこぼせません。終わった時はすっかり外は明るく、土曜とはいえ通勤時間となっていたのでした。こうして連日、より良い番組に仕上げようと、全力で番組は作られているのです。完成後の暁には、オンエアを是非ご覧下さい。


6月29日(日)
今日は、土砂降りの雨の中、藤岡藤巻と大橋のぞみのプロモーションビデオの撮影が、ここスタジオジブリを利用して行なわれる。曲はもちろん「崖の上のポニョ」。スタジオの休憩室をのぞみちゃんの部屋にしたり、バーがレストランになったりと、見ている方もなかなか楽しい。さらには、雨の中でシャボン玉を吹いたり、かけっこしたり、転んだりの熱演もあって、その出来上がりが、とっても楽しみになる。もちろん、鈴木プロデューサーも特別出演している。はたして、どのようなビデオに仕上がるのか近日公開予定なので、ご期待下さい。
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「雨の中、元気に駆ける三人」
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「運転手役の鈴木さん登場。なんだか宗介みたいです。」


6月30日(月)
今日で、6月も終わりです。本当に、あっという間の一ヶ月でした。
そして、制作部に賑やかさと華やかさを与えてくれた西原さんとも今日が最後の日となりました【涙】本当に、お疲れ様でした!!!!!!!ありがとうございました!!!!!
先週末には、ポニョの打ち上げが行われ、何となくひと段落した現場・・・
公開に間に合うようにと、必死になって動いていた制作現場が嘘のように静まり返り、なんとなく寂しく見えてしまいます。
でも、「終わりは始まり」・・・。また、これからいろいろなことが始まろうとしています!!!!!

いよいよマスコミ向けの「ポニョ」の試写会が始まる。第一弾は夜9時40分からの日比谷スカラ座の試写会。宣伝スタッフは反応が気が気でなく、会場まで出かける。このスカラ座はかなり験の良い劇場。というのは、「千と千尋の神隠し」の完成披露や初日もここで行なわれたのだ。その後、ジブリ映画のメイン館はTOHOシネマズ六本木だったので、7年ぶりのスカラ座だったのである。当日は500人近くのマスコミ関係者がいらして、とってもありがたい夜だった。宣伝スタッフのIさんとN部長は、映画の冒頭だけ見ようと、劇場の後ろに立ってみていたのだが、ついつい「もう少しだけ」と出られなくなって、結局最後まで立ち見で見てしまったという。そんな魅力と魔力を持った映画なのです。
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「始まる前のスカラ座の様子」