2006年 6月
6月29日(木)
「ゲド戦記」も初号を無事終え、本日から以前のスタイルの制作日誌がスタートします。
石井君の制作日誌ほど、おもしろくはないと思いますが、しばらくお付き合いください。
吾朗監督は今日から、取材責めの日々が始まる。ユリイカ別冊の佐藤嗣麻子監督との対談がなかなか盛り上がった。ベテランのマシンガンのような攻めに、受けて立つ新人といった様子で、手に汗握る。
またスタジオの試写室では、関係者を呼んで試写が回り始めた。明日の対談に備えて、押井監督も夕方来社していた。嵐の予感。
6月30日(金)
本日の朝いちの取材は、少年マガジン。「もうしませんから」でおなじみの西本英雄さんが似顔絵で吾朗監督と対決。
さすがマンガ家の西本さんの似顔絵は特徴を捕らえているが、吾朗監督のそれには悪意がこもっている。ブラックな分、インパクトが強くて勝利を収める監督だった。
「コレが悪意のこもった似顔だ。上から、漫画家の西本さん、宣伝の軽部さん、編集の森田さん、ジブリのナヨ」
夕方は、ついに押井守監督との対談(主催:月刊サイゾー)。押井監督と吾朗監督は古くからの付き合いで、吾朗監督は少年時代押井さんに遊んでもらったこともあるらしく、「うる星やつら2」が大好きだったという。
そんな押井さんにたっぷりと愛ある毒舌をもらって、終わった後に悔しがる吾朗監督だった。
「ただいま対談中」