2005年10月
10月1日(土)
今日は、14時からカッティング。大きな問題も無く夕方無事終了。残すは、後一作品。
美術館作品も残り動画が後僅か。そこで、残りカットの内容をみて割り振りのシミュレーション。上手くいけば、確実に先が見えてきます。
今日から10月。しかし、昨日と打って変わって、少々暑いくらい。思わず「秋」を感じたのは間違いかと思いました。
10月3日(月)
本格的な10月IN。今日で美術館作品の二作品目の作監UP。残りは、後一作品。しかし、ここから動画さんが厳しくなります。毎度の事ながら宜しくです。
10月4日(火)
昨日上がった作監を動画入れ。この間まで、作監上がりが溜まっていた棚も今は1つ、2つ、動画さんの頑張りもあり、動画も順調に上がってきています。ここまで来ると、今度は動画チェックが忙しくなります。仕上げを空けない様に、深夜までの作業ご苦労様です。
10月5日(水)
美術館作品最後の山場。最後の一作品の作監作業の山場を越えました。1カット500枚程のカットです。これで残りは、数カット。何とか今週中に目処が立ちそうです。
10月6日(木)
今まで動画を手伝って貰っていた原画さんが、手伝いカットを終えたので、早速「次回作」の作打ちを行う事に。
10月7日(金)
美術館作品の途中から「カラースキャナー」に変更になったのに伴い、色鉛筆も少々変わったのですが、今日調べると、ある一色が残り3本。慌てて、注文・買出しに。
今度の日曜に迫ってきた「ツーリング・デ・信州」。しかし、天気予報は、「雨」。看板を作ったのだが、「雨」対策として、ビニールシートをかぶせる事に。
10月8日(土)
いよいよ明日は、「ツーリング・デ・信州」。しかし、天気が非常に悪い。曇りでも良いので、雨だけは避けたい。明日は午前5時に集合の為、参加するスタッフは、早々に帰りました。
10月11日(火)
恐れていた事が。昨日、宮崎さんがやって来て、「追加と直し」をと・・・。朝からポスプロ班に伝えて、段取りを。明日は「アフレコ」早急に手配をして貰いました。
10月12日(水)
今日は、朝からおめでたい。作画の山森さんに二人目が生まれました。そして「女の子」。あーこれはもうジブリの運命ですな。
制作の渡辺氏がどうしても欲しい「お菓子」があるのですが、近くのスーパーやコンビ二では、売っていない。ひょっとして、ジブリの近くにできたドラッグストアに無いかと探しに行った所、発見。見事な大人買いぶりを見せてもらいました。
10月13日(木)
昨日は、ちょっとバタバタしていたので、書き忘れましたが美術館作品の作監作業が全て終わりました。そしてそのカットも本日、動画入れも終わりました。第一の山を越えた感じです。
昨日に引き続き、今日も美術館作品のアフレコです。13:00からジブリの試写室で収録。漸く終わったのは、21時近くでした。お疲れれ様です。
10月14日(金)
美術館作品の一つが今日動画チェックを終えて、仕上げに入りました。これで残りは、後一作品のみ。その動画も来週には、ほぼ終わりそうです。
制作の渡辺氏が、ここに来て急に「寒天ダイエット」なる物をはじめる。結果は、2~3週間後に出るみたいです。しかし、その横で、神村氏が、ジャンク及び駄菓子を食い放題。この誘惑に勝てるのでしょうか?
10月15日(土)
いよいよ明日は、作画の研修生の試験。テスト問題、机、筆記用具等の準備を午後から始める。作画スタッフが帰った後に、準備をするので、明日起きれるだろうか・・・。(美術館・次回作の為、スタッフは、遅くまで残って作業をしてくれていますので)
10月17日(月)
最後の一作品の動画が朝から上がって来ました。今週は、動画上がりのピークの為、制作もいつでも動ける様にスタンバイ。しかし、この雨何とかならないのでしょうか、折角の上がりを濡らしては、駄目なので、何時も以上に注意が必要になります。
10月18日(火)
美術館作品の音楽録りが、某所で行われる。ポスプロ班は、朝から準備で大忙し。音楽録りが終わり会社に戻って来たのは、夜の10時半頃。開口一番「お腹すいたー」聞けば昼から何も食べていないそうで。本当にお疲れ様です。
10月19日(水)
最近雨が多かったので、気がつかなかったのですが、会社の中が少々乾燥してきている様です。マスクをする作画さんや、体調を崩す作画さんがチラホラ出てきたので、5ヶ月振りに加湿器を出しました。綺麗に洗浄して仕舞って置いたので、直ぐに使えると思いますが・・・。
10月20日(木)
いよいよ完成間近。美術館作品がダビング作業に入りました。今週中に二作品、行う予定です。最後の一作品の動画も、最後の頑張りで、予定より早めに上がって来ています。あと少し。
10月21日(金)
今日は、午前中からお客さんが大勢きて、ちょっとバタバタした一日になった。いらっしゃたのは「ピクサー」マーク・アンドリュース氏、トム・サリーズ氏。午後は「アードマン」のニック・パーク氏、ロイド・プライス氏。スタジオの中を見学されたりしていました。只、スタジオ内は美術館作品の最後の追い上げの為、皆、机に向かってひたすら作業をしていたので、どうゆう風に見えたのかが、気になります。
10月22日(土)
昼過ぎから、テレセンにて美術館作品のダビング。これで二本終了。残すは、後一本。
今日のジブリは、夕方から非常に忙しくなりました。実は、衛星中継を使って宮崎さんが「ロシア」のテレビ番組に生出演することになったからです。ロシアのアニメーション作家ノルシュテインと衛星中継で対談する事のようです。夕方から、会社の前には中継車が止まりスタッフが、忙しく準備していました。残念な事にこの番組は日本では見れず一体どんな話をしたのかが、非常に気になります。
『ただいま本番中です。』
10月23日(日)
美術部新人採用のための本年度の研修生採用の二次試験が行なわれる。
東京国際映画祭の行事の一環で、ニックパーク・宮崎駿対談「映画の企画あれこれ」が六本木ヒルズで行なわれる。宮崎監督はニックから自分の粘土人形をもらって大変ご満悦の様子だった。
『これがその粘土人形だ!』
10月24日(月)
映画「三丁目の夕日」の社内試写会が行なわれる。山崎貴監督も参加して、ちょっとした完成披露試写会のよう。ゼイタクなひと時を味わうのだった。
10月25日(火)
今週末に社内の配置換えがあり、「引越ミーティング」が開かれる。広報部やポスプロ、制作業務部、管理部が対象となる。事務部門の引越しは久々で、積年の大量の荷物を目の前にして目もくらむ思い。
10月26日(水)
美術館作品のうちの一本、「星をかった日」の零号試写がイマジカ第一試写室で行なわれる。宮崎監督も出来あがりに満足げな様子。
10月27日(木)
スタジオジブリは動画協会にも参加している。その定例の事業委員会が高田馬場で開かれる。最近の話題は、来春開催されるアニメフェアと、秋葉原プロジェクトの話題。日に日にアニメ業界へのいろいろな要求が高まっているようで、参加者はちょっと困り顔だった。
10月28日(金)
「星をかった日」のスタッフ初号試写がジブリ試写室で行なわれる。16分の作品とはいえ、珠玉の名品の予感。スコッペロ役の若山弦蔵さんの存在感に圧倒された声、多数。
いよいよ引越しを明日に控え、事務部門は梱包に大忙し。深夜まで作業は続く。
10月30日(日)
capsuleのアルバム「LDK」のリリースイベントに百瀬監督が参加。イベントでは、capsuleのライブのほか、SF3部作の上映と「空飛ぶ都市計画」に登場していた衣装を含めたファッションショーも行われた。
10月31日(月)
週末に引越しがあり、後片付けにやっぱり深夜まで終始する広報、制作業務。たまたま電話が少ないことだけが救いだった。