ジブリ日誌番外編:星野社長の「Ponyo」北米キャンペーンレポートです。
7月23日(木)
8月14日ポニョ全米公開に向け、宮崎監督、鈴木プロデューサー、星野社長、関係者
は、北米に向けて成田を出発。久しぶりの宮崎作品とあり、今回の渡米は連日イベントの超ハードスケジュール。どんなことになるのだろう・・・・と思いながら。
7月24日(金)
先ずスタートを切ったサンディエゴのコミコンでのイベントは6500人の参加者で大盛
況。宮崎監督が登場する場面では、会場が総立ちして熱狂的な歓迎!
イベント後の夜に行われたポニョの上映会には予想を遥かに上回る1000人が殺到し、
当初予定1回だった上映を3回行うことに急遽変更!大成功の上映会となりました。
7月25日(土)
翌日にはサンフランシスコへ移動し、UCバークレーで日本賞 (2009 Berkeley Japan
Prize) が宮崎監督へ贈られ、授章式典は上品かつ厳かになものに。
場所を移して行なわれた宮崎監督の授賞記念講演会場には満員の2000人が集まり、
再びスタンディングと万雷の拍手! 2時間を越える、トークはユーモアたっぷり、
終始和やかな交換会となりました。
7月27日(月)
月曜日の朝、ピクサースタジオへ向かいました。毎回、ジブリの新作は必ず、ピクサーの皆さんに上映会をするのが伝統になっています。今回は、上映会のあとで、しばしピクサーのみなさんと宮崎監督の交換会を実施。ピクサーのみなさんが宮崎監督の話に真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。さて、その後慌しくディズニーが用意してくれたコーポレートジェット機でロサアンジェルスへ移動。ポニョ・プレミア上映会の会場に向かいます。
ポニョプレミア上映会では一時間ものレッドカーペット取材!2002年のSpirited Away(「千と千尋の神隠し」)も同じ会場でしたが、当時はマスコミがいなかったことに比較し今回の熱烈な歓迎に戸惑を感じるくらいです。
アニメーターや関係者を集めた上映会後のレセプションにはカッツエンバーグが現れ
ジョン・ラセターと話し込んでいました。疲れはピーク。鈴木Pはマッサージへ!
7月28日(火)
最終日は分刻みの取材と撮影で宮崎監督は大車輪の頑張りです。途中に在LA外国記者ク
ラブの囲み取材では、さながら国連のような光景も。食事を取る暇もない監督のために関係者が奔走し、市内でおにぎりやコロッケを買い出し宮崎監督に食べてもらうほど。
アカデミーでのイベントはピクサーの監督ジョン・ラセターが進行役。こちらも大盛況の中、無事に終えることができました。
7月30日(木)
最後の最後まで密度の濃い目まぐるしい訪米となり長閑な東小金井へ戻った関係者は
ホッと日本の空気を満喫しているのでした。
(社長秘書:クリハラセツコからの一言)
笑顔満面でオフィスに戻った星野社長。ちょっぴりスリムになっていて、スタッフからの第一声は”痩せましたねー”でした。本当にお疲れ様でした。しかし、これからが『本番』ですね。北米の皆さんにも「ポニョ」を楽しんでもらいたいものです。