「野中くん発 ジブリだより」2024年12月号

 スタジオジブリと三鷹の森ジブリ美術館は、11月11日(月)から13日(水)まで社員旅行で京都に行ってきました。京都行きは4回目でしたが、何度行っても観るべきところは必ずある、ということで今回も京都になった次第。

 初日の朝、東京駅ののぞみ車中で大半が集合し出発です。途中、品川や新横浜からも若干名が乗り込んできて車内で合流しました。しばらくすると車内検札が。あれ、検札は無くなったのでは、と思ったら、車掌に扮した宮崎吾朗監督が、旅の余興で皆の切符にトトロの絵柄のスタンプを押して検札(の真似事)を実施したのでした。さらに名古屋からはジブリパークへの出向組も合流し、お昼頃に京都に到着。今回、総勢230名以上の参加者となったため、2つのホテルに分かれざるを得ませんでしたが、ともかく皆、まずは荷物をそれぞれのホテルに預けて、その後はさっそく自由行動に。何度も書いていますが、ジブリの社員旅行は、行き帰りの移動、宿と夕食は団体行動で、他は自由が原則です。夜になり、片方のホテルの宴会場に全員が集合して夕食となりましたが、今年は皆揃っての夕食が初日だけになるなど、より自由度の高い設定でした。夕食の後は、隣に設けられた二次会用のスペースで多くの人が引き続き歓談を楽しみました。

 2日目はすべて自由行動。近年は会社側で色々オプショナルツアーを設けることが多かったのですが、今年はそれもありません。ただ、有志による自主企画のツアーが3つ、「宇治茶と世界遺産」「酒蔵と十石舟」「坐禅」をテーマにそれぞれ予め参加者を募っていたので、私は坐禅のツアーに参加し、ほんの少しですが「禅」に触れてきました。全体的には、自分で行き先を決めて回った人が大半だったようです。

 3日目は、「魔女の谷」をまだ観ていない人がそれなりにいたので、ジブリパーク行きコースが設定されており、それを選んだ人は朝から愛知県に移動し、そうでない人はやっぱり自由行動。帰りの新幹線も、自由行動組は多少早い時間帯に変更して帰った人もそこそこいて、かく言う私もそのようにしました。

 というわけで、原則に戻ったりそうでなかったりしつつ、今年も社員旅行は無事実施されました。3日とも天気に恵まれ有難かったです。果たして来年はどこへ。なお、いつも紙に印刷していた旅行のしおりが今回ペーパーレス化され、時代の変化を感じました。