「野中くん発 ジブリだより」2022年11月号
2022.11.1011月1日(火)、遂にジブリパークが開園しました。正直に書くと、この原稿は10月中旬が締切なので、書いている時点ではまだオープン前なわけですが、よほどの事がない限り、無事に営業開始しているはずです。正式な開園より前に、10月中に内覧会が数度開催されましたが、私もその頃に実施された、いわば試運転として、スタッフの研修目的で限定的に運営を行った日に、ジブリパークを訪問しました。
ジブリパークがあるのは、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園。名古屋駅から地下鉄東山線とリニモを乗り継いで50分ほどで到着しますが、期待感があるせいかあまり時間を感じません。高架線路を走っていて、視界に目的地の敷地や建物が見えてくると、一瞬、1970年に大阪万博に行ったときのことを思い出しました。愛・地球博記念公園駅を降りると目の前にもう、公園はあります。
ジブリパークは、その中に点在する5つのエリア(第1期は3エリアでスタート)で構成されていて、来場者は公園の敷地内を歩くか、無料の園内バスで移動して回ることになりますが、これがなかなか新鮮でした。緑あふれる、整備された公園を歩くこと自体が案外楽しいし、そうしているうちに目的のエリアが近づいてくると、わくわくしてきます。
ジブリパークは日時指定の予約制になっており、その日の運営も、時間の刻み方は本番とは異なるものの、入場可能時間が指定されていて、私の場合最初に訪れたのは「青春の丘」でした。リニモの駅につながる公園北口から一番近いエリアです。ここは「耳をすませば」に出てくるアンティークのお店・地球屋が再現されているのですが、土地の高低差を生かして、テラス
からは眼下に広がる景色が楽しめてとてもいい感じです。建物だけでなく、中の家具や装飾、各種小道具もいかにも地球屋という雰囲気で、前には小さいながらロータリーも再現されていて、「耳をすませば」の世界に浸れました。関連のある作品ということで「猫の恩返し」の猫の事務所も建っていて、こちらも小さいながら大変細かいところまで作り込まれていて観てい
て飽きません。
と書いていると、あっという間に1ページ分になってしまいました。すみません、続きは次号で。あ、ジブリパークについてはどうか公式サイトをご覧下さい。チケット購入方法等、必須の情報が載っています。https://ghibli-park.jp/