「野中くん発 ジブリだより」12月号
2016.12.1011月8日(火)から10日(木)まで、スタジオジブリと三鷹の森ジブリ美術館は社員旅行に出掛けました。行先は熊野。実は2011年の社員旅行で熊野に行くはずだったのですが、台風12号の水害のため、行き先を変更せざるを得ませんでした。昨年、一昨年とジブリでは社員旅行をしませんでしたが、今年は実施することになり、過去の経緯から熊野が行先として自然に浮上。遂に訪れることになったわけです。
熊野までは列車で移動しましたが、集合時刻は東京駅に朝7時10分と、もしかしたらジブリ社員旅行史上もっとも早い集合時刻だったかもしれません。乗り遅れる人がいるのでは、と幹事は心配していましたが、幸い遅刻者はいませんでした。名古屋までは新幹線で1時間40分ほどですが、名古屋駅から新宮駅までは3時間半以上。それゆえの早朝出発でしたが、ともかくずっと列車に乗って、新宮到着後、すぐに熊野速玉大社と神倉神社へ向かいました。あいにく雨だったので、神倉神社の石段はかなりしんどかったですが、ほとんどの人は上まで登ったようです。夜は那智勝浦温泉の宿へ。いつも通り全員で大広間で一緒に夕食を頂き、その後は飲み部屋、カラオケ部屋、風呂、睡眠、その他とそれぞれ分かれて楽しみました。
翌日は、自由行動の人もいましたが、予め設定されていた3つのコースのどれかに参加した人が多かったようです。私は熊野那智大社と原始林巡りのコースにしたのですが、これが想像以上に厳しいルートで、前日以上にきつかったです。まあ、日頃の運動不足が祟ったのでしょう。でも、普通は見られない景色を見ることが出来て、行った価値は十分ありました。宮崎駿監督や鈴木敏夫プロデューサーは林業の見学コースに参加。こちらはこちらでとても充実していて、皆満足だったようです。考えてみると、宮崎監督は三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』の本の帯に文を書いていましたね。もう1つのコースは那智の滝と海中公園見学。こちらも十分に楽しめたようですが、ともかくこの日は快晴で、とても有難かったです。2日目の夜もまた全員で夕食、その後も同様でした。
最終日は熊野本宮大社へ。その後、新宮駅で12時半過ぎの列車に乗り、後は再びひたすら鉄道の旅。18時半頃東京駅着、無事解散となりました。
久しぶりの社員旅行でしたが、「毛虫のボロ」制作班も含め、皆、いいリフレッシュとなりました。