「野中くん発 ジブリだより」11月号
2011.11.10すっかり秋になりました。秋といえば行楽シーズン。ジブリも毎年、この時期に社員旅行を行なっています。ジブリ美術館が出来てからは常にスタジオと美術館合同で実施しており、美術館のメンテナンス休暇の間に行くのが通例になっています。スタジオだけで実施していた頃と違い、今は総勢二百数十名なので手配も大変。行き先の制約も増えたと思われます。ちなみにこれまでは、奈良、南伊豆、長崎、松山、京都、札幌・小樽、奥日光、鞆の浦、松江・出雲、神戸、吉野、青森、箱根、熊本といったところに行っています。一度だけオーストラリアのケアンズに行ったことがあるのですが、これは例外中の例外でしょう。
さて、今年は実は熊野に行くつもりで準備が進んでいたのですが、台風12号の襲来により断念せざるを得ませんでした。被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。で、そうなると今年は中止か、という流れにもなりかけたのですが、せっかく続けてきた社内行事だし、やればリフレッシュの効果が必ずある、社内交流の意味もあるという理由から、なんとか実施することになりました。でも、準備期間が短いのでいつも通りの2泊3日コースはやめて、都市型&近場の短期集中パターンとすることになり、横浜に1泊2日で行くことになりました。
横浜を選んだのはもちろん今年が「コクリコ坂から」の公開年だからです。ジブリの社員旅行はいつもとても自由度が高く、行き帰りの交通機関と宿、朝食夕食のみ一緒で、日中の行動はすべて自由というスタイルですが、今回はさらにフリーな日程で、18時までに各自で宿にチェックイン、ディナークルーズをみんなで楽しんで、後はフリー、翌日も各自チェックアウト後は自由行動で、自由に帰着というスジュールです。この号が出る直前に旅行は実施されているはずですが、短いながらも充実した時間を過ごせればいいなあと思います。
さて、話変わって、11月16日(水)に「ハウルの動く城」と「ゲド戦記」のブルーレイディスクが発売されます(発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)。今回は海外原作ものの2本を同時リリース。2人の原作者はいずれも女性で、かたやイギリスの著名なファンタジー作家、かたやアメリカの世界的に有名なSF作家。両作品ともHDの高画質でさらに美しくなり、各種特典も豊富で、音声や字幕も多数の言語で収録されています。どうぞお楽しみ下さい。