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2006年8月 6日

番外編4 明日の判決

アメリカ合衆国は、
オレゴン州ポートランドに来ています。

ポートランドは、「ゲド戦記」の原作者である
ル=グウィンさんの暮らす土地です。
今回の訪米の目的は、
ル=グウィンさんにフィルムを見ていただくことです。

約9時間のフライトで、
ポートランドに着いたのは5日朝の8時半。
アメリカは、ジブリ美術館の企画展示のために
PIXARに訪問したとき以来です。

空港でたったひとりのジブリ米国担当(?)の
ジョン・ジョンソンさんと合流し、ホテルに向かいました。
今日は一日体を慣らすためのフリーの日です。

いつもながら、
アメリカに来たときには時差に悩まされます。
ヨーロッパに行ったときはそうでもないのですが、
アメリカに来たときは、たいがい昼間メチャメチャ眠く、
夜眠れなくなるのです。

時差解消のためには、
夜になるまで起きているしかないのですが、
その努力をあざ笑うかのように、
周期的に猛烈な睡魔が襲ってきます。

鈴木さんは、昼過ぎにはメロメロになっており、
歩きながら寝ている子どものような有様です。

鈴木さん1.jpg

毎回アメリカに来ると思うのですが、
全てが日本の2倍の大きさです。
道も自動車のサイズも、ハンバーガーもコーラも、
さらには人間のサイズもです。
ちなみに鈴木さんとジョンさんを比べると、
体積1:4というところです。

こういう土地に生まれ育った人たちのメンタリティーが
僕らと違うのは当たり前だと思えます。

なんとか持ちこたえて、
夕食を済ませてホテルに入ったのは21時半、
これから寝るのですが、
たぶん夜中に目を覚ますと思います・・・。

明日は午後に、ル=グウィンさんへの試写、
そして彼女たちとの会食の予定です。

以前、宮崎駿監督が「ハウルの動く城」を
原作者にご覧に入れるために渡英したとき、
ものすごく緊張していて、同行していた私は
「なぜ、そんなに緊張しているのか?」
と不思議に思ったものです。

今、自分が当事者になって、
その理由がよく分かりました。
明日が来るのが、正直、恐ろしいです。