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2006年7月21日
第百二十七回 既存館のあったかさ
今朝は遅めの出発だったので、
久しぶりに寝滅びていました。
新幹線で向かったのは岡山です。
岡山駅前のNHKでの収録を済ませたあと、昼食です。
今日は、喫茶店でカレー!
すばらしい食事が続いたあとに、これは嬉しかったです。
普通っていいなあと思ったのでした。
その後は、TV局を経由してTOHOシネマズ岡南に移動し、
劇場で取材を受け、そのまま舞台挨拶。
さらに移動して、岡山メルパで2つめの舞台挨拶をしました。
この岡山メルパ、業界の人が言う、いわゆる既存館です。
実は、このキャンペーンで訪れた劇場は全てシネコンで、
昔ながらの劇場は、これが初めてでした。
この岡山メルパがとっても良かった。
お世辞にもきれいとはいえないし(ゴメンナサイ!)、
座席だって狭いのですが、
お客さんが肩寄せ合って上映を待っている様子は、
とても親密感があって、舞台から皆さんの笑顔もとても近くて、
ほんとうに嬉しいものがありました。
昔は、人気の作品だと劇場に入るための行列もできたし、
立ち見や通路に座ったりして、満員の熱気のなかで
興奮しながら上映が始まるのをまっていたなぁ、
って思い出しました。
入れ替え制だけど、どうしてももう一度見たくて、
トイレに隠れるなんてこともあったっけ。
その頃は映画と観客の距離が、
もっと近かったような気がしてなりません。
快適なシネコンも良いのですが、
あの頃の劇場の興奮も、
けっして捨てたものじゃないと思っいました。
岡山メルパ、頑張れ!と思った夜でした。
明日は、予定では松江に伺うことになっていたのですが、
大雨で大変なことになっているとのこと。
そんな時に映画のキャンペーンで伺うのは申し訳ないと、
予定を変更して東京にもどることになりました。
ほんとうに残念なのですが、松江の皆さん、
いつかまた、きっと伺わせていただきます。