第九十四回　寺嶋さんとは、飲まねばなるまい

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2006年5月25日

映画「ゲド戦記」の劇伴音楽は、
寺嶋民哉さんにお願いしています。

寺嶋さんの手がけた仕事としては、
最近では「半落ち」が有名ではないかと思いますが、
その他にも、様々な映画やドラマなどの音楽を
手がけていらっしゃいます。

すでに、映画で使用される
全ての曲が出来上がってきていて、
とてもいい感じです。

寺嶋さんにお願いすることに決めた理由は、
勇壮な曲から、哀愁を帯びた曲、
楽しげな曲まで手がけられる、
幅の広さをお持ち持っていることと、
その”若さ”でしょうか。

比較的私と年齢が近いということは、
いまの私にとってとても助かることです。
これが、ずっと年上の大家と呼ばれるような方だったら、
大変だったのではないかと思っています。

実際の寺嶋さんは、
こちらの注文も快く聞いてくださるとても気さくな方で、
全く偉ぶらない人柄のよさと、
時折垣間見せる熊本出身、
九州男児的な熱さが魅力です。

以前、「飲んで話をしながら、
いっしょに曲を作るっていうのもいいですね」と
おっしゃていただいたことがあるのですが、
きっと、朝までになってしまうに違いない・・・と思い、
その場は、うやむやにしてしまいました。

仕事が終わったら、寺嶋さんとは一度じっくり飲まねばなるまい！
と思っている今日この頃です。