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2006年4月27日

第八十回 制作陣のこと

「制作」とは、制作進行を担当する部署のことです。
その名のとおり、
制作の各段階をつないで進めていく段取り役です。
ジブリには渡辺さんを筆頭に、
制作日誌でおなじみの面々がいます。

彼らの仕事はなかなかに大変です。
なにしろ、嫌でもスケジュールのことを
口にしなければならない仕事だからです。
時に文句を言われ、頭を下げ、愚痴を聞き、励まし、
迫り来るスケジュールに胃を痛めつつ、時にはじっと待つ。
その役割ゆえに、上手くやって当たり前、
なかなか感謝されない損な役回りです。

かくいう私も、時には愚痴りたくなるときもあり、
そんな時に話を聞いてくれるのは彼らです。
そのおかげで、ずいぶん助かっています。
ありがとう。

相当に厳しいスケジュールの中で、
ここまで、なんとか制作が順調に進んでいるのは、
スタッフの頑張りがあることはもちろんですが、
その陰には、制作陣の必死の支えがあるのです。

これからいよいよ追い込みに入っていくと、
制作陣のストレスも最高潮になっていくでしょう。
最後までお付き合いよろしくと、
心の中で手を合わせる毎日です。