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2006年4月25日

第七十八回 気づきの春

最近、新緑がどんどんきれいになっています。
白っぽい緑だった木々の葉が、色を増していく今の季節は
日々、世界の美しさを感じることができます。

昨年庭に植えた一本の木が、なかなか芽を出さず、
もしや冬の間に枯れてしまったのと、ずいぶん気をもんでいました。
その木が小さな赤い芽を出したのを発見した朝は
とても嬉しく思いました。
その木は百日紅(サルスベリ)といいます。

以前、造園関係の仕事をしていたのに情けないことですが、
芽出しの時期が樹種によってずいぶん違うことに、
あらためて気がつきました。

見ているようで、見ていない。
知っているようで、知らない。
そういうことが、たくさんある今春です。