ページ内容
2006年1月11日
第十五回 女神をつかまえた!
昨日は、午後1~5時までヒロインの少女の声の録音が行われました。
誰が声を当てたのかは、まだ言えないのですが、
昨日は3度目の録音で、特にうまくいきました。
それは、本職の声優ではない彼女を、
音響監督の若林さんが、精神的にも技術的にも、
うまく導いてくれたことによるところが大きいのですが、
こんなにも素晴らしい声を持った彼女に出会えたことは、
運命の出会い、としか言いようがありません。
はじめてアニメーションの制作にかかわっているから、
なおさらなのかもしれませんが、
自分の想像を越えた登場人物が生まれてくる瞬間に立ち会うことは、
これまで体験したことのない驚きでした。
自分が考え、絵コンテに描いた登場人物が、
こんなにも生き生きとした人格へと生まれ変わるなんて!
あの子が、こういう動きをして、こういう肌の色で、
こういう声でしゃべるのか!
ヒロインの少女に、
女の子の素晴らしい声が吹き込まれたその瞬間、
背筋が、ぞわぞわっとしました。
この声に出会って、本当に幸運だった。
心の底からそう思いました。
めぐり合わせてくれた方に、感謝します。
彼女は、この作品の女神です。