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監督多忙につき、ただいま番外編!
2006年3月31日
第六十三回 犯人は、吾朗監督!?
吾朗監督の様子を書きたいのは山々ですが、今日は一日中外出しており、戻ってきたのは、午前0時すぎ。すでに吾朗監督は帰宅しておりました。残念。 しかし、明らかに吾朗...
監督多忙につき、ただいま番外編!
2006年3月30日
第六十二回 代打、ナヨチン
はじめまして、しばらくのあいだ吾朗監督の代打を務めさせていただきます、ナヨチンこと、岸本と申します。 まずは自己紹介を。 私は、去年の2月にジブリに入社しました...
2006年3月29日
第六十一回 ナヨチンでつなぐ
2日間、日誌を休んでしまいました。 現在、制作が佳境に入り、 毎日日誌を更新することが難しくなってきました。 そこで、先週書いたナヨチンという男に、 しばらくの...
2006年3月24日
第六十回 口の悪さは親しさの証?
私は、思ったことがすぐ顔に出てしまうので、 たまに鈴木プロデューサーと一緒に大事なMTGなどに出ると、 帰り道にたしなめられます。 実は口も悪く、それは高校生の...
2006年3月23日
第五十九回 リフレッシュは3階で
制作スタッフのいる2階では、 あまりゆるんだ顔はできません。 しかし、一日中しかめっ面というのも疲れます。 そんなわけで、日に何度か3階に出かけます。 そこには...
2006年3月22日
第五十八回 春の日の充実
春分の日の昨日は、 いつにもまして充実した一日でした。 朝、会社に来て、山下さんと原画をチェックし、 終わるや今度は撮影部の奥井さんから声がかかり、 撮影のチェ...
2006年3月20日
第五十七回 春とギア
春を感じたくて、 今日は久々に自転車で出勤しました。 先週から急に花が咲き始めました。 梅やコブシ、トサミズキ、沈丁花もいい香りです。 国分寺にはけっこう苗圃(...
2006年3月17日
第五十六回 富士からの風
昨日16日は、風、雨ともに強く大荒れの天気でした。 そして今日も引き続き、風が強い。 このところ、めっきり春めいて空気が霞んできたため、 会社のある東小金井から...
2006年3月16日
第五十五回 カッティングの痛み
昨日、初めてのカッティング(編集)が行われました。 もちろん、先日書いたように、 カッティングは作品の演出に大きな影響を及ぼす、 とても大切な作業です。 そして...
2006年3月15日
第五十四回 アニメーションの代償行為
予告篇が公開されて、約2週間が経ちました。 ジブリの広報部には、劇場やテレビで観ていただいた方から、 たくさんの感想が寄せられています。 そして、その多くは、 ...
2006年3月14日
第五十三回 ロゴスの高畑、エロスの宮崎
いよいよ明日はカッティングです。 カッティングは3回に分けて行われ、 明日は全体の約3分の1を行う予定です。 カッティングを迎えるにあたって、 ここ2週間ほど、...
2006年3月13日
第五十二回 この絵柄でいくと、腹をくくる
イメージボードを描く際、 最初から、絵柄を宮崎駿的なものにしようとは 思っていませんでした。 まず、あったのは、 シンプルで力強いものにしようということ。 しか...
2006年3月10日
第五十一回 「宮崎さんの絵とそっくりですね」
プロットの作成と並行して、 私は、考えてきたシーンや集めてきた関連資料など、 それまで積み重ねてきたさまざまな材料を総動員して、 イメージボードを描いていました...
2006年3月 9日
第五十回 宮崎駿からの贈り物
実は、宮崎駿監督は映画『ゲド戦記』に、 2つの贈り物をしてくれました。 本人に、そのつもりはありませんでしたが。 ひとつは前回書いた 「『シュナの旅』をやればい...
2006年3月 8日
第四十九回 竜と少年とシュナ
映画『ゲド戦記』の企画では、 ストーリーとキャラクターや背景美術といった絵柄を 平行して考えてはいましたが、 どちらかといえば、ストーリーの作成を先行させていま...
2006年3月 7日
第四十八回 圧倒的な背景美術
先日、映像が完成しているカットをまとめて観てみたのですが、 その絵画的な背景は、まとまった量を観ることで、 圧倒的な存在感を持って迫ってきました。 その背景美術...
2006年3月 6日
第四十七回 写実を超えたリアル
前に例に挙げた 『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『風の谷のナウシカ』といった かつてのアニメーションは、背景美術は一枚一枚が、 「絵」として描かれていたように思...
2006年3月 3日
第四十六回 絵としての豊かさを出す
キャラクターをシンプルなものにするならば、 当然、背景美術もそれにあったものにしなければなりません。 ざっくりとしたキャラに、細密画ふうの美術はなじみません。 ...
2006年3月 2日
第四十五回 絵の緻密さよりも芝居を!
では、シンプルな絵であれば、 アニメーターの負担も減り、描くのが簡単になるかというと、 決してそんなことはありません。 というのも、 ディティールを省略しながら...
2006年3月 1日
第四十四回 「動かす」ためのシンプルさ
先日、シンプルな絵を目指す理由として、 「言葉」をより力強く伝えるためと書きました。 キャラクターの絵をシンプルにすることのメリットは他にもあります。 それは、...