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「ゲド戦記」制作日誌

2006年5月 1日

制作流民とシュークリーム

 
 今週は、原画・作監・美術が大詰めを迎えます。
 朝から月曜日定例の制作会議……と思ったら、会議室が空いていない!


 3階の会議室は、鈴木プロデューサーが宣伝MTGで使用中。
 2階の会議室も、アフレコの控え室として押さえられています。


 悲しいかな……10分くらい、ノートとカット表を抱えてスタジオ中を歩き回る制作部。結局、1階のバーで行いました(笑)

 映画制作が大詰めを迎えると、各セクションが並行して動き出す為、こういう事が起こるのです。


 先週までの作業実績は……


   原画実績  1233カット    残り3カット

   作監実績  1212カット   残り24カット

   動画実績  1121カット  残り115カット

   美術実績  1221カット   残り15カット

   仕上実績  1041カット  残り195カット

   完成映像   997カット  残り239カット


 完成映像が、全体の80%を越えました。


 監督日誌でも触れられていましたが、この間の、動画・仕上・撮影の追い込みは目覚ましく、「折れ線グラフ」ならぬ「直線グラフ」は、真っ直ぐに完成予定日を目指しています。


 来週の、最終カッティング(編集)に向けて、線撮りをしてくれているアルバイトの綾ちゃんも大忙し。

 今日は、綾ちゃんのおばあちゃんから、


 「今週は子供の日だから、制作部の皆さんに差し入れネ」


 と、シュークリームを頂きました。


 「確かに! おばあちゃんから見ればオレ達子供だよなァ」


 と、妙に納得してお開きとなった、制作会議でした。


 おばあちゃんへ。

 
 ごちそうさまでした!