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「ゲド戦記」制作日誌
2006年4月29日
真の炊き出しを見せてやる!
今日は、アフレコ(キャラクターに声を吹き込む作業)が行われました。
ゴロウ監督が「良かった!」と大興奮だった収録の様子は、近日、監督日誌で語られる事でしょう。
僕も同席しましたが……素晴らしかったです!
今日は、アフレコに合わせ、制作部総出で、手製のカレーライスとコンソメスープを振る舞いました。
『出来上がりを待つ猫スタッフ「マグロ」』
この間の炊き出しは、ヘルシー指向のゴロウ監督が味付けをしていたので、ちょっと薄味でした。
実写の撮影現場出身の伊藤くんは、かねがね、
「スタッフは、汗水たらして働いているんだから、思い切りコッテリ、しょっぱい方が良いんだ!」
と、力説し続けていて、今回はアフレコでゴロウ監督が介入できないのを良いことに「制作部の炊き出しを見せてやろう!」と、一同やる気満々。
萬年ダイエット中の制作部リーダー・渡邊さんも、
「オレが許す! バターと生クリームをたっぷり入れなさい!」
と、ヨダレを垂らしながら指示を出します。
すっかり炊き出し番長としての地位を確立した慎太郎の大活躍によって完成したカレーと、伊藤くんが「オレはセンスで作る!」と豪語して仕立てたコンソメスープの反応は?
過去最高の大入りでした(笑)
もうひとつ、ほほえましいニュースが。
今日は、アフレコの収録の為に、日本テレビのカメラが現場に入っていたのですが、この間の炊き出しを仕切ってきた新人・慎太郎が、カメラの前でインタビューを受ける事になったのです。
『カチコチの慎太郎(笑)』
ディレクター「今日のカレーは、何カレーですか?」
慎太郎「ビーフカレーッス……」
先輩の伊藤くんが、後ろですかさず突っ込みます。
伊藤くん「バカ! 『慎太郎のまごころ一杯カレー』とか、気の効いた事言えよ!」
ディレクター「材料は、何ですか?」
慎太郎「牛肉とジャガイモとニンジンとタマネギッス」
伊藤くん「バカ! 『半分は僕の愛情で出来ています』とか言え!」
厳しい先輩を持った慎太郎は、大変です。
この日誌は日本テレビの方も読んでいらっしゃるとの事ですので、慎太郎の勇姿をぜひ、全国放送してあげてください(笑)
最後に、ゴロウ監督が僕らのところへやってきて、教えてくれました。
アフレコで、キャラクターに命を吹き込んで下さった○○さんが、
「美味しい!」
と、言ってくださったそうです!
やった~(笑)