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「ゲド戦記」制作日誌
2006年4月17日
月日は百代の過客にして......
東京・東小金井は、空の裾に霞を抱いた晴天です。
深呼吸をしたまま、気を失ってしまいそう......。
今朝、ゴロウ監督が僕の席にやってきて、ひと言。
「春が来たッて感じだねェ......」
もう、4月も半ばを過ぎました。
1年前は、ちょうど「ゲド戦記」のシノプシスが完成した時期。
ゴロウ監督が企画準備室でイメージボードを描き始めてから1年以上。
作画インしてから、8ヶ月以上が経ったのですね......。
光陰矢のごとし。
残る月日は、人事を尽くして、天命を待つばかりでアリマス。
今朝は、月曜日恒例の制作会議が行われました。
先週までの実績は......
原画実績 1219カット 残り16カット
作監実績 1116カット 残り119カット
動画実績 1010カット 残り225カット
美術実績 1084カット 残り151カット
仕上実績 893カット 残り342カット
完成映像 844カット 残り391カット
制作部メンバーが、一人ひとり状況を発表した後、慎太郎が叫びます。
「今週も、元気に頑張りマス!」
若いって、素晴らしいですネ(笑)
本日から、雑誌『インビテーション』4月号に収録された、「鈴木プロデューサー ゲド戦記を語る(1)」を、ジブリHPに採録しています。
ヨミウリ・オンラインに掲載された「世界一早い『ゲド戦記』インタビュー(完全版)」に引き続き、鈴木プロデューサーが、映画「ゲド戦記」成立の経緯を詳しく語った濃密なインタビュー。
ご一読賜れば幸いです。