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「ゲド戦記」制作日誌
2006年3月30日
プレッシャーは最高!
ジブリ・トリビアネタ(?)が続きましたが……
「ゲド戦記」の制作現場は、リアルタイムに進行中です。
現在までの実績は……
原画実績 1130カット 残り105カット
動画実績 832カット 残り403カット
美術実績 923カット 残り312カット
仕上実績 718カット 残518カット
完成映像 687カット 残り549カット
今日はお昼過ぎから、臨時の制作会議が行われました。
スタッフの猛烈な頑張りによって、日々完成映像は増えてゆきますが、まだまだ予断を許さない状況が続きます。
スケジュールの進行を示す折れ線グラフが、完成目標日へ向けてそり上がる様は、まるで、イナバウアー(してしまっては困りますが……)。
制作会議で議論される事項も、多種多様。
各セクションの実績と、今後の見通しを立てることは勿論、間近に控えたR3-4のカッティングに向けた優先順位の追いかけと、R5-6を見込んだ、各セクションの作業の整合を試みます。
勿論、最終的に、質の高い作品を、お客さんのもとへお届けする事が最も重要ですから、単なる合理主義、とはいきません。
大事なのは、整理整頓と、具体的な段取り。
「段取り八分」とは良く言ったもので、どんなに解決不能と思われても、状況を整理し、やるべき段取りを組めば、大概の事は少しでも、前進するモノ(と、信じたい(笑))。
少し前の映画ですが、「ザ・ロック」というハリウッド映画で、ニコラス・ケイジ演ずる主人公の、こんな口癖がありました。
プレッシャーは最高!
癒しだ、ストレスフリーだ、という言葉が飛び交う昨今ですが、ニンゲン、重圧に押し潰されそうになればなるほど、頭の片隅では、打開策を探ろうともがくもの。
少しでもその成果が見えてきた時の喜びは、また格別です。
以上、追い込み躁状態の制作部から、お送りしました(笑)