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「ゲド戦記」制作日誌

2006年3月18日

「王と鳥」公式サイトオープン!

 
 本日から、長編アニメーション「王と鳥」の公式サイトがオープンしました。
 
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 「王と鳥」は、フランスアニメーション界の巨匠、ポール・グリモーが、1947年の制作開始から、34年の歳月をかけて完成させた、長編アニメーションの傑作です。

 若き日、高畑勲、宮崎駿両監督が大きな影響を受けた、ジブリの原点とも言うべきこの作品を、この夏、「ゲド戦記」の公開にあわせて、スタジオジブリが提供します。

 まだ、ポスタービジュアルとコピーしか公開されていませんが、詳しい情報は、随時更新されてゆく予定です。


 この夏、「ゲド戦記」と共に、「王と鳥」にも、ご期待下さい。
 

 
 さて。


 
 今週も、盛りだくさんの一週間でした。
 
 R1-2のカッティングも、無事に終了。

 監督日誌でも触れていましたが、ゴロウ監督は、スタッフの力が注ぎ込まれた一つ一つのカット仔細に検討し、演出意図に沿って編集作業を行いました。

 編集室から出てきて、ひと言。


 「3コマ(1/8秒)違うだけでも、シーンの印象が全然変わってくる......」


 特に、旅路を中心としたシーンは、お客さんに、アースシー世界の広がりと、距離感まで感じて貰うために、じっくりと見せる編集方針で作業をしたそうです。


 ひと息つく間もなく、制作部は、第2回目のカッティングを目指して、当該カットの状況把握と優先リストを作り、動き始めています。
 来週からますます、忙しくなりそうです......!
 
 
 毎週更新しているコラム「ゲド戦記の作り方」は、内容調整の為、今週はお休みを頂きます。来週は、「ストーリー」の第1回。シナリオ・絵コンテ作業について、書いてみたいと思います。


 明日の日曜日はぜひ、「ゲド戦記」の翻訳者、清水真砂子さんの特別寄稿を、ゆっくりお楽しみ頂ければ幸いです。


 それでは、良い週末を......。
 
 
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『22:45 作画部にはまだ、煌々と明かりがついています』