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「ゲド戦記」制作日誌
2006年2月15日
猫の手も借りたい
こんばんは。
久しぶりに、スタジオからの更新です(笑)
一昨日と本日、「ゲド戦記」の作画インから参加してくださった、某アニメーションスタジオの原画スタッフのお二方が、手持ちカットを全て上げてくださいました。共に、別作品のキャラクターデザインや作画監督のお仕事を抱えながら、素晴らしいお仕事をしてくださいました。
お二人と、ご協力下さったスタジオの皆さん、本当にありがとうございました!
あと、深夜に、缶コーヒーを差し入れてくださったスタッフの方にも、感謝を……。
さて。
久しぶりに「ゲド戦記」の制作進行状況を。
レイアウトが、1235カット中、1218カット完成。
残り17カットは、これから作業に入るスタッフの担当分ですので、実質、レイアウト作業はほぼ完了です。
最終的に、ゴロウ監督は、402カットのレイアウトを切りました。
先日の日誌で、「後もう少しで400カット……」と書いてしまいましたので、念のため、訂正しておきます(笑)
早速昨日からゴロウ監督は、社内を回ってチェック作業。
特に、キャラクターの色を決める色指定の現場に張り付いて、スタッフに指示を出しています。
美術監督の武重さん曰く、
「監督が直接スケジュールの追い立てに来るから、大変だよ!」
と、笑っておりました。
スタッフの皆さん、監督が背後に立つ頻度が増えることが予想されますので、ご注意を!(笑)
原画以降の進行状況は……
原画実績 790カット 残り445カット
動画実績 458カット 残り777カット
美術実績 468カット 残り767カット
完成映像 285カット 残り950カット
各工程のスケジュールは、泣いても笑っても残り2~3ヶ月。
厳しい状況が続きますが、スタッフの集中力は、持続しつつ、日増しに研ぎ澄まされているように感じます。
加えて、先日一部のボイスキャスト発表があったように、音響作業も本格化し始めます。
制作部は、綿密なスケジュール予測を立て、対策を講じる一方、スタッフ慰労の炊き出しを企画中です。
次回は、○○鍋の予定ですが、こう陽気が良いと、考え直さなければならないかもしれませんネ。
『お前たちも、絵描いてくれよ……』