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「ゲド戦記」制作日誌

2006年2月 8日

カゼが流行ると八百屋がもうかる

 
 風邪が流行っています。

 先日は、ゴロウ監督が「魔の季節」にやられましたが、年明けからスタジオでも風邪が流行っていて、お休みする人や、マスクをして机に向かうスタッフが多くなっています。


 アニメーション制作は、同じ屋根の下で机を並べて仕事をする為、あっという間に風邪が蔓延してしまいます。インフルエンザが流行でもしたら、一大事なのです。


 今日は、制作部伊藤くんの発案で、現場の風邪予防の為、新人・慎太郎が、段ボール二箱分のミカンを買いこんできました。

 そのまま並べるのは面白くない……と、伊藤くんが思い出したのが、先日完成した「ゲド戦記」に登場する、とあるカット。
 あるキャラクターが、主人公の少年にパンを差し出しているカットなのですが、そのパンの部分を、ミカンの画像に差し替えて貼りだそう! と言い出したのです。

 あまりの馬鹿馬鹿しさに絶句しながらも、フォトショップ(画像編集ソフト)でチョコチョコッと作ってみると、これが、なかなかの評判を呼びました。(大きなパンと差し替えたので、伊予柑みたいになってしまいましたが……)


 先ほど現場をのぞきに行ったら、少年の鼻の下に、鼻水が描きこまれていました。きっと、作画監督の稲村さんの仕業です(笑)

 
 流石、元・実写制作の伊藤くん。ツボを心得ておりますナ。
 
 風邪は万病の元。
 皆さん、くれぐれもお気をつけ下さい。
 
 
20060208_kaze.jpg
『本編の映像をまだお見せできないので……』