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「ゲド戦記」制作日誌
2006年1月27日
今日も一歩前進
こんばんは。
昨晩は、宮崎吾朗監督・鈴木プロデューサー・制作部・ポストプロダクション班とで、制作全体打ち合わせが行われました。
以前お伝えしたように、制作チームは、月に一回の全体会議で、各セクションの進行状況や問題点を整理し、今後の見通しや対策を立てています。
今回のテーマは、ポストプロダクション作業をにらんだ打ち合わせ。
第2回の日誌「これまでのゲド戦記」で、映画制作には、大きく分けると三段階あることを紹介しました。
企画準備段階の「プリプロダクション」。映像制作段階の「プロダクション」。そして、編集・音響制作からフィルム完成までの「ポストプロダクション」。
今回は、映像制作を担当する制作部と、音響制作を担当するポストプロダクション班とが、お互いの状況と見通しを示し合いながら、来たるべきポストプロダクション作業をどのように進めてゆくべきか、議論を重ねたのです。
そして今日も、制作作業が目白押し。
14:00からは、映画のクライマックスの、重要なシーンをお願いしているアニメーターと、メインスタッフの作画打ち合わせ。
16:00からは、毎週金曜日に行われるラッシュ上映が行われました。
新しく完成した映像は44カット。そのう32カットがOKテイク。
これで、「ゲド戦記」全体の完成映像は、180カットとなりました。
夕方には、美術監督の武重さんと、追い込みの合流をお願いしている、美術スタッフと打ち合わせ。
間をおかず、武重さんの師匠であり、背景美術界の大御所のいらっしゃるスタジオへと向かい、既に作業を進めて頂いている背景のチェックを行ったのでした。
あっという間の一日でした。