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「ゲド戦記」制作日誌

2006年1月19日

立喰師列伝

 こんばんは。

 今日は、ジブリと関係の深いアニメーションスタジオ、プロダクション・アイジー制作、押井守監督最新作「立喰師列伝」の試写が、ジブリの試写室で行われました。


 http://www.tachiguishi.com/top.html


 「イノセンス」の押井守監督が描く、「もうひとつの戦後史」。

 戦後、60年代を境にして、日本人が失ったものとは何だったのか。
 かつて、生をむき出しに生きていた日本人に対する哀傷と、管理社会化された現代ニッポンに対する怒りを、「立喰師」という、架空の仕事師たちを主人公に描いた映画です。
 なんと、鈴木プロデューサーも、俳優として出演しています(笑)


 公開はもう少し先になりますので、これ以上内容や感想を記す事は控えますが、試写を観たスタッフの共通認識は、


「立ち食いモノを食べたくなった!」


 何しろこの映画、戦後闇市の立喰いソバ屋から、現代のファーストフードに至るまで、日本の「立喰い」文化にスポットを当て、戦後のニッポンを照射する、という映画なのです。


 鈴木プロデューサーは、「ソバが食いたい!」と車に飛び乗り、

 宮崎吾朗監督は「カレーが食べたくなった」とつぶやきながら家路につき、

 制作部の僕らは、牛丼屋へと走りました。


 「立喰師列伝」の公開は、4月。
 お腹を空かせてご覧になる事をお薦めします(笑)


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『広報部西岡部長が激写した、昨日の「立喰師列伝」完成披露試写会のふたり』