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「ゲド戦記」制作日誌
2005年12月17日
カツはまだか!
こんばんは。
今日は、半月ぶりに、監督と制作部による炊き出しが行われました。
日々机に向かって黙々と作業を続けるスタッフの、ココロとお腹を癒すには、あたたかいご飯を、みんなで頭をつきあわせながら食べるのが一番!
という訳で、本日は前回予告した、○○カレー。
またまた監督がコダワリぬいた、挽肉と野菜のカレーに、お好きなトッピングをのせて頂こうというこの企画。監督の徹底的なコダワリようは、今回は省略します。長いので(笑)
今回の目玉は、ジブリ美術館のカフェでしか食べることの出来ない、「くいしんぼうのカツサンド」のトンカツ。美術館カフェのスタッフが、陣中見舞いに届けてくれることになったのです。
ジブリ美術館のカフェはいつも一杯で、スタッフでも、食べたことのある人はごく一部。いやが上にも期待は高まります。
ところが......当日になって、予期せぬ事態が。
ジブリでは、希望する社員のために、お弁当が届けられるのですが、一昨日のメニューがトンカツ。昨日のメニューが、カレーだったのです!
どうしよう。
みんな、本当に食べてくれるだろうか。
でも、決行するしかない!
前回は予定開始時間を大幅にオーバーしてしまったため、新人慎太郎くんが、仕事の合間に買い出しへと走り、夕方から、スタッフ総出で準備が始まります。
ところが、良くないことは続くモノ。
バーのキッチンの換気扇が壊れていた為、会社中に、タマネギとカレーの香りが充満してしまったのです。
「けむい!」
「目にしみる!」
でも、このトラブルが、思わぬ展開に。
その香りにつられて仕事に手がつかなくなったスタッフが多数。
次第にジブリ1階のバーは、出来上がりを待つスタッフで一杯になっていったのでした。
しかし、更なる試練が僕らを待っていました。
社内に掲示された、カレーの完成予定時間は18:00。
ジブリ美術館は18:00に閉館する為、その後、カフェのスタッフがジブリへ向かうのに、20分から30分かかってしまう!
「もう出たか?」
「カツはまだか!」
芬々たるカレーの香りが漂う中、カツの到着を待つスタッフの目が、ギラギラ輝いてゆきます。
そして......
『ついにカツが到着! 手前は、お腹を空かせて待っていたウシ子(♀)』
様々なトラブルを乗り越え、完成した特製カレー。
その成果は......?
大好評でした。
最後に。
お忙しい中、スタッフのために、美味しいカツと、ミネストローネ、カボチャプリンを作ってくださった、堀口さん、村上さん、川村さん、佐藤さん以下、ジブリ美術館カフェの皆さん、ありがとうございました。
スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。
また、お願いしますね(笑)