**「もののけ姫」キャンペーン・伴田(ともだ)さんレポート**
97.7.15(火)秋田
伴田さん、7時起床。部屋の窓から外を眺めると宮崎監督が散歩をしている。温泉に入った後、伴田さんも40分ばかり散歩を楽しむ。
8時30分朝食。昨日の夜、夜食としておにぎりが配られ、監督はそのおにぎりを朝食べたばかりだったので、食欲があまりないとのこと。朝食は豪華で、整体の先生は「ビールがあるといいですね。アハハハ、冗談ですよ。」横で聞いていた伴田さんは「この人マジだな。」と思ったそうです。
青森から秋田に行くため、浅虫温泉駅から快速うみねこに乗って、まず青森駅へ。「プレジデント」の記者も同行。電車が混んでいたので、立ったまま15分。青森駅からいなほ12号で秋田に向かう。昼食は電車の中。以前、伴田さんは出雲にて駅弁を買い忘れてしまった苦い記憶があるので、今度は忘れないようにまず監督にどんなお弁当がいいか尋ねると「駅弁は車内で買うもんです。」との答えが。しかし、伴田さんは全員分お弁当(うに弁当、海峡弁当)を買う。「全員分買ったのですか?」と聞くと「それが気配りというものです。」との伴田さんの答えでした。12時過ぎにお弁当の時間。宮崎監督は朝食を食べ過ぎたため、「伴田くんにあげるよ」とお弁当を伴田さんに渡す。伴田さん、仕方なしにお弁当を2つ食べることに。
13時秋田着。まずホテルにチェックイン。駅のすぐ近くのホテルだそうです。
秋田魁新報社にて取材。ディダラボッチ登場。通常、ディダラボッチは最後に出てきて、監督と並んで立って写真撮影をしていたのだが、今回はソファに座って写真を撮ることになった。監督と2人、ソファに座り足を組んだりしていたそうです。伴田さん曰く「頑張り屋でアドリブもきく、とてもいいヤツでした。」とのこと。
そして、忘れてはいけないことが一つ。「孫くん」こと関西支社の豊田さん登場。普通、関西支社の人間が、キャンペーンのため東北まで来ることはないが、「「孫くん」に会いたい」という宮崎監督の強い要望で、東北にやって来る。「孫くん」の荷物はというと、今回はリュックサック一つで、前回よりは小さくなっていた。しかし、「ウーロン茶と雑誌がなくなっただけで、後は変わらない。」と宮崎監督。伴田さんも「僕は「孫くん」がゲームをまた2つ持って来ているという情報をつかんでいます。」と言っていました。
秋田テレビ「なんでもアリーナ525」収録。「なんでもアリーナだから、なんでもアリだね。」ということで、なんとディダラボッチを中心とした番組に。話題も着ぐるみのことばかり。アルバイトくんがディダラボッチの着ぐるみを脱ぐところまで撮影していたとか。「カットされなければ、テレビで見ることもできるでしょう。」
70分休憩。「行きますか」ということで、新しい大きなパチンコ屋に行く。鈴木プロデューサーようやくフィーバー。「あのときの鈴木さんの顔は一生わすれません」と伴田さん。その伴田さんは、とういうと、またまたフィーバー。宮崎監督、「孫くん」はフィーバーならず。「孫くん」はパチンコしに来たのにダメでした。
秋田放送にて、「ラジオマンボジャンボ」収録。鈴木プロデューサーが出演。オン・エアは7月22日(火)22時30分から。秋田にお住まいの方はお楽しみに。
同じく秋田放送にて「ワイドゆう」に宮崎監督がテレビ生出演。ディダラボッチも登場。「もののけ姫」の話題を中心に番組も無事終了。ディダラボッチも改良が重ねられ、日々着やすくなっているとか。「みんなが着てのびた、ということもありますが。僕は着ないので別にいいです。」と伴田さん。
夕食は、ホテルのレストランで全員ステーキ。「着ぐるみくんも一緒に食べようよ」ということで、アルバイトくんも一緒に食事をする。ここで、東宝宣伝部の矢部さんが、ドカーンと大きな数字(「もののけ姫」興行成績)を持って登場。その知らせにキャンペーンの疲れもふっとぶ。
食事の後、夜のパチンコ屋へ。全員玉砕。「いったい、秋田の街にいくら落としたのか」という悪夢のような夜だった。
ホテルに戻ってラウンジにて全員でミーティング。宮崎監督は「ツール・ド・フランス」が秋田で放送されておらず、非常に残念がっていた、ということです。そういえば、「「ツール・ド・フランス」をビデオに録画せよ」という命令が制作の田中さんに出ていました。