「レッドタートル ある島の物語」が、第89回 米国アカデミー賞 長編アニメーション映画部門にノミネートされました

スタジオジブリ作品の「レッドタートル ある島の物語」(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)が、米国アカデミー賞の長編アニメーション映画部門(Animated Feature Film)にノミネートされました。

短編作品「父と娘」(旧邦題「岸辺のふたり」/2000年)を代表作として、長くキャリアをも持つ62歳(当時)の長編処女作。テーマは死生観。その素晴らしい内容もさることながら、マイケル監督の圧倒的なアニメーションの表現力で描く本作は、台詞が一切含まれていない点も話題を呼びました。

同作品はすでに第69回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門特別賞を受賞(2016)しています。米国アカデミー賞の授賞式は現地時間2月26日(日)、日本時間27日(月)午前)に行なわれる予定です。尚、「父と娘」は第73回米アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞。短編映画「お坊さんと魚」は第67回米アカデミー賞短編アニメーション映画賞にノミネートされました。

【マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督のコメント】
「レットタートル ある島の物語」がアカデミー会員の皆様によりアカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされたことを嬉しく思います! 多くの献身と情熱をもってこの作品を作った私達すべてにとって、素晴らしい名誉です。

【鈴木敏夫のコメント】 
外国人を起用して作った初のジブリ作品がノミネートされてもの凄く嬉しいです。

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【映画「レッドタートル ある島の物語」に関する情報】
 原作・脚本・監督 : マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
 脚本:パスカル・フェラン
 アーティスティック・プロデューサー:高畑勲
 音楽:ローラン・ペレズ・デル・マール
 プロデューサー:鈴木敏夫/ヴァンサン・マラヴァル
 製作:スタジオジブリ / ワイドバンチ
 日本における配給:東宝
 上映時間:81分

【アメリカ公開に関する情報】
 英題:The Red Turtle
 公開日:2017年1月20日(金)
 北米における配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス 
 
【ブルーレイディスク・DVD 発売情報】
 3月17日(金)に「レッドタートル ある島の物語」のブルーレイディスク・DVDが日本で発売されます。ブルーレイには「父と娘」「お坊さんと魚」等の短編作品も収録。発売元はウォルト・ディズニー・ジャパンです。