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2006年1月20日
第二十二回 押井守監督の最新作を観た
昨日、ジブリの試写室で
押井守監督の最新作『立喰師列伝』の試写を観ました。
その感想を述べる前に、ちょっと昔話をします。
今を去ること20年前、まだ高校生だったころ、
私は押井守監督と出会っています。
場所は、信州にあった祖父の別荘(というより山小屋ですが)。
頃は、夏の盛りだったように記憶しています。
当時、押井さんは三十半ば、まさに紅顔の美(?)青年といったようすで、
真っ白いランニングシャツが印象的でした。
別荘にいるあいだ、押井さんと父は、えんえんと
アニメーションに対する持論をまくし立て合っていました。
その前年だったか、84年に宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』と
押井守監督の『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』が
公開されました。
当時の私は、『うる星やつら2』のほうが好きで、
それが押井さんにも伝わっていることを、その後知りました。
さて、話を戻します。
そのことを覚えてくれているからかどうか、
押井さんは、私に対して一方的な親近感をもってくれているらしく、
『立喰師列伝』を、ぜひ観てほしいということでした。
私は、押井さんにもうひと花咲かせてほしいと思っています。
だから感想は、一言。
もう一度、同じテーマで、
サービス第一のエンターテインメントに挑戦してほしい、
これだけです。